消火器の正しい使い方
火災を大きくしないためにも、すばやく消火することが大切です。一般的には、炎が天井付近に達するまでは消火器で消すことができます。万一のためにも消火器はいつでも使えるところに置いておきましょう。
消火器の使い方
消火器の使用方法を正しくマスターして、いざという時、使用できるようにしましょう。
消火のポイント
- 火の根元をねらって、ホウキで掃くように消火薬剤を放射してください。
- 室内で消火活動をする時は、部屋の出入口(逃げる場所)を背にして放射して下さい。
- いったん消えたように見えても再燃する危険があるので、要注意。
- 煙を吸わないよう注意してください。
- 天井が燃え出したら、即避難して下さい。
業務用消火器と住宅用消火器
業務用消火器と住宅用消火器の区分があります。
一般的な業務用消火器(蓄圧式10型 / 粉末3.5㎏)
今までの普通の消火器が、業務用消火器と呼び方変わったものです。
設計標準使用期限が10年間となっているものがほとんどです。
消火器の設置義務のある施設等では、こちらの業務用消火器を設置します。
一般的な住宅用消火器(蓄圧式4型 / 粉末1.5㎏)
住宅用消火器は、赤い色の一般的な消火器とは違い、色やデザインが一般住宅に設置しやすいようになっています。
また、破裂事故の可能性の低い蓄圧型とし、女性でも扱いやすいように小型軽量でホースのないものが主流となっています。
設計標準使用期限は5年となっているものがほとんどです。
蓄圧式と加圧式
業務用消化器
業務用消火器には蓄圧式と加圧式があります。
蓄圧式粉末消火器
加圧式粉末消火器
※加圧式の消火器は業務用消火器だけにあります。
住宅用消火器
内部の構造は業務用消火器の蓄圧式と同様ですが詰め替えはできない構造となっています。
火災の種類と消火器の種類
火災は大きく分けて3種類の燃えるものがありますので対応する消火器を使用する必要があります。
各消火器が適応する火災の表示は、消火器に明示されていますのでご確認してください。
A火災(普通火災)
- 木材、紙、繊維などが燃える火災。
- このマークがついていれば普通火災に適応です。
B火災(油火災)
- ガソリン、灯油、軽油、てんぷら油、石油ストーブなどの油類が燃える火災。
- このマークがついていれば油火災に適応です。
C火災(電気火災)
- 配電盤、変圧器、電気配線などが燃える火災。
- このマークがついていれば電気火災に適応です。
消火器の点検
いざという時、安全に使用するためにも日ごろからの点検が大事です。
- 容器やキャップに変形や錆・腐食はないか。
- ホースにつまりやヒビ割れはないか。
- ゲージの付いているものは、その圧力値を示す針が正常値を示しているか。
- 粉末薬剤は固まっていないか。
消火器の置き場所
消火器は、普段から目に付く場所へ置くようにしてください。
- 家族が出入りする玄関。
- 家族が集まる居間。
- 毎日火を使う台所。
- ひんぱんに行き来する廊下、階段。
- いつも寝ている寝室。
火を使用するストーブ、ボイラー、コンロなどのすぐそばには消火器は置かないようにしましょう。ここから出火した場合消火器を取りに行けなくなります。