令和4年度行政執行方針
◎はじめに
令和4年北竜町議会第1回定例会の開会にあたり、町行政の執行方針を申し上げますとともに、令和4年度一般会計並びに7特別会計予算案を提案し、議会のご審議をお願いする次第であります。
私が3期目の町政を担うこととなってから、はやくも2年が経過しております。この間、私は引き続き、町の活性化と、誰もがいつまでも住みやすい安心のまちづくりに向けて、様々な施策に取り組んでまいりました。
人口が1,800人を切り、過疎化が一段と進んでいますが、私の信条であります「スピード・行動力・トップセールス」を基本に町民皆様との対話を重視しながら、明るく住みよい町づくりのため、より一層の努力を惜しまない決意でありますので、ご理解ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
さて、日本経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により、大変厳しい状況となりました。国では、令和4年度予算を新型コロナウイルス感染症対策に万全を期しつつ、「成長と分配の好循環」による「新しい資本主義」の実現を図るものとしております。
社会保障、科学技術・教育、デジタル・地方創生などのあらゆる分野において新型コロナ対策とポストコロナを見据えた社会に向けて、教育の充実や脱炭素社会、一層のデジタル化が推進されております。
本町にあっては、行政のスリム化、効率化を一層徹底し、歳出全般にわたる見直しを行い、基幹産業である農業の振興、保健福祉・医療の充実、文化スポーツの振興等、町民参加の町づくりを積極的に展開して参りたいと考えております。
本年の予算編成にあたりましては、北竜町総合計画(平成31年度からの10ヶ年計画)の基本計画、中長期財政計画に沿い、事業の優先度、必要性、妥当性について厳しい選択を行い、限られた財源の重点的・効率的な配分を基本に、予算編成を行ったところであります。
◎令和4年度各会計予算について
令和4年度の各会計予算につきましては、健全財政を維持し、現状の財政運営を継続するための財源確保に努めながら予算の編成を行ったところであります。
歳入につきましては、普通交付税を1,481,000千円、対前年度比9.6%増で計上し、臨時財政対策債については69.0%減の20,100千円を計上しました。
また、各種事業の実施により、ふるさと応援基金から166,000千円、財源補填として財政調整基金から58,000千円の繰入れを行うこととしております。
新たな建設事業の計画はありませんが、既存施設の適正な管理のための各種改修事業を実施いたします。
その結果、一般会計外7特別会計の総額では、5,145,546千円で0.5%減となったところであります。
◎開町130年記念事業について
明治26年に千葉県本埜村より吉植庄一郎氏率いる団体移住により本町に開拓の鍬が下ろされてから、今年は130年を迎えます。
この地を開拓し今日の北竜町を築いた先人を偲び、これからの北竜町のさらなる発展を祈念するものとして、「開町130年記念式典」を、9月上旬に開催予定としております。華美な式典は行わず、永年町の振興発展に尽くされた功労者の表彰を行う予定としております。
また、町民の心に残る記念事業としまして、次の2事業を執り行うことと致しております。
まず1つめは、「巡回ラジオ体操・みんなの体操会」が8月8日にひまわりの里を会場に開催されます。NHKラジオにて当日生放送で全国放送されるもので、多くの町民の皆様に参加頂くよう周知して参ります。
2つめは、「記念講演会」の開催であります。現在講演者との交渉中でありますが10月上旬開催を目途に計画しております。併せまして、真竜小学校児童による「未来の北竜町」絵画展を計画しております。
◎防災・消防対策について
地域の防災力を向上していく上で、自助・共助・公助の取組が大切であり、そのため地域住民が核となった、自主防災組織の設置に向け、防災教育・情報提供を推進いたします。また、防災備蓄品等の購入も計画的に取り組んで参ります。
消防体制については、1市4町による深川地区消防組合の連携強化と効率的な運営に努めて参ります。
本年は、指揮広報車、防火水槽2基、美葉牛詰所サイレン塔の更新を行い防災力の強化により、災害対応に努めて参りますとともに、若手団員の大型免許取得助成事業についても継続し、地域の安心と安全を守る団員の育成・確保に取り組んで参ります。
◎防犯・交通安全対策について
依然として、毎日のように特殊詐欺被害が報道されている中、「詐欺被害防止機器購入助成事業」を継続して実施するとともに、町内に設置されている防犯カメラの適正な管理を通して、より安全・安心な生活を推進して参ります。
交通安全対策については、『交通死亡事故ゼロ6,000日』を目標に、引き続き、関係機関、組織及び町民総ぐるみによる交通安全運動を推進し、この記録がさらに続きますよう、一層取り組みを進めて参ります。
また、「北竜町高齢者運転免許証自主返納サポート事業」につきましても、更なる利用促進に向け、送迎体制を整え、普及啓発に努めて参ります。
◎公共施設再配置計画の策定について
昨年度から実施しております公共施設再配置計画の策定業務は、今年度、町民の方を交えた検討委員会を開催し、学校施設、社会教育施設、庁舎等、町中心部における公共施設の集約・再編等を計画的に推進するための方針や構想の策定について、より多くの方のご意見を聴取し実施して参ります。
◎新型コロナウイルス感染症対策について
今なお感染の収束が見えない新型コロナウイルス感染症ですが、最新の動向に注視しながら引き続き感染拡大防止の取り組みを最大限行います。また、ワクチン接種等についても国の動静を踏まえ迅速な対応に努めます。正確な情報を町民に周知し、新型コロナウイルスに対する正しい知識の普及に努めます。
◎北竜町総合計画の中間評価について
平成30年に策定いたしました北竜町総合計画「あかるい農法ひまわりの北竜町」は、令和6年からの後期基本計画に向けて、前期基本計画の検証評価を行い、社会経済情勢の変化に対応した計画改善に向けて取り組んで参ります。
◎地域脱炭素化推進事業について
国の2050年までの脱炭素社会を見据えた二酸化炭素排出ゼロの方針に基づき、本町におきましてもゼロカーボンシティ宣言を念頭に、再生可能エネルギーの導入目標を示し、地球温暖化対策実行計画を策定致します。
また、本年度公用車を電気自動車に買換え、率先して二酸化炭素排出削減に取り組んで参ります。
◎自治体DX推進事業について
国のデジタル社会形成基本法に基づき、本町におきましても自治体DX推進計画の策定及びマイナンバーカードの普及促進、行政手続きの簡素化などに取り組んで参ります。
◎地域公共交通の整備について
滝川北竜線の廃止に伴い、滝川への交通アクセスの確保のために、町営の路線バス運行を行ってまいります。
また引き続き、地域公共交通として、乗り合いタクシー及び住民混乗方式によるスクールバスの運行を行い、町民の移動手段の確保に取り組んで参ります。
◎移住定住対策について
本年度の移住定住対策と致しまして、定住促進住宅の活用促進を図り、新規就農者、農業体験者の受入れを積極的に行って参ります。
また、各種定住促進施策も引き続き実施し、都市部での移住イベントへ積極的に参加し、本町の魅力発信に取り組んで参ります。
空き家、空き地情報についても収集に努め、移住定住者向けに有効活用を図って参ります。
加えて地域おこし協力隊員の更なる募集を行い、様々なアイディアを頂き地域活性化に努めて参ります。
◎市街地広場整備事業について
旧Aコープ跡地については、その有効活用を図るために、和地区市街地の広場整備として本年度基本構想と基本計画の策定を行ってまいります。
◎ふるさと納税について
全国から寄せられておりますふるさと納税は、本年度、観光産業、教育子育て、医療福祉の各分野、43事業に使用させていただく予定としております。
返礼品につきましても、好評を頂いているひまわりライスやひまわりメロンはもとより、内容の充実を図り、応募サイトを増やし、より多くの寄付が寄せられるように取り組んで参ります。
また、多くの寄付者情報を活用し、メールマガジンにより特産品やイベント・移住定住の情報発信を行い、関係人口の増加に取り組むと共に、ふるさと納税のリピーターの確保に努めて参ります。
◎株式会社北竜振興公社について
株式会社北竜振興公社は、サンフラワーパーク北竜温泉並びに農畜産物直売所みのりっち北竜の指定管理業務及び商業活性化施設ココワの管理運営を行い、町の農業・商業の振興、観光振興、町民の健康増進、更には雇用の場として町の地域振興に大きな役割を果たしています。
コロナ禍の影響により依然として厳しい経営状況にはありますが、商品開発、営業の強化、サービスの質的改善、経費節減策を進め、利潤・利益追求の職員教育に取り組んで参ります。
本年度も町並びに公社役職員一丸となって努力して参りますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。
◎戸籍・年金・マイナンバー事務について
戸籍・年金事務につきましては、個人情報に係わる事務でありますので、プライバシーの保護に留意し、法務局や年金機構、内閣府とも連携し、国の動静を注視しながら相談業務に努めて参ります。マイナンバーカードの普及拡大につきましては、カード所有者への商品券の配付や、職員が町内に出向いて出張申請を行うなど、町独自の普及推進に努めて参ります。
◎廃棄物処理等環境衛生対策について
一般家庭から排出されるごみは、種類毎に分別され、衛生センター組合に収集されます。
今年度も引き続き、ごみステーションの適正な配置と、不正なごみ出し、不法投棄等に対する、法令遵守の啓発を行い、生活環境の向上を図り、ごみ分別の周知と啓蒙及び減量化に努めて参ります。
◎高齢者支援対策について
高齢化の進行により、一人暮らしの高齢者の方が増加していますが、いつまでも健康で安心して生活できるよう、社会福祉協議会に委託しております在宅福祉事業を継続して実施して参ります。
また、福祉除雪サービス等制度を積極的に周知し、広く利用いただけるよう取り組んで参ります。
更に、地域の皆様の協力を頂いて運営しております和地区、碧水地区の「地域支え合いセンター」につきましても、更なるご利用を頂けるよう取り組んで参ります。
◎障がい者支援対策について
「障がい者総合支援法」に基づき、身体・精神・知的それぞれの障がい者手帳を保有されている方が、よりよい生活を送ることができるよう、引き続き医療機関等関係機関と連携し、必要に応じた自立支援給付及び自立支援医療のサービス提供に努めて参ります。
◎子育て支援対策について
「子ども・子育て支援計画」の第2期間中の取り組みとして、通年入所児童の基本保育料の全額減免や、高校生までの子どもの医療費の無償化について、引き続き実施して参ります。
また、妊娠、出産、養育等、各種子育て支援制度の実施を通して、少子化対策の推進に努めます。
◎医療対策について
本町の医療機関である町立診療所及び町立歯科診療所について、地域に密着した第1次保健医療機関として、町民の健康を守る地域医療の充実に努めて参ります。
町立診療所においては、発熱患者用の玄関新設工事を実施し、適正な診療施設の管理運営に努めて参ります。また、旭川市とその近郊の病院から、医療情報のやりとりが出来る「たいせつ安心医療ネット」への加入等、引き続き進めて参ります。
町立歯科診療所においては、引き続き運営費用の助成を通して支援を実施し、医療機会の確保に努めて参ります。
◎国民健康保険事業について
平成30年度から保険者が北海道に移行されましたが、国民健康保険事業は、町民の健康と生活を支える大切な制度であります。制度の周知を図り、ジェネリック医薬品の利用促進等、医療費の抑制に努め安定的な運営に取り組んで参ります。
◎介護保険事業について
本年は「第8期北竜町介護保険事業計画」の2年目となりますが、高齢化の進行に伴い、要介護認定を受けて介護サービスを利用される方が増加しており、介護保険特別会計も逼迫している状況であります。
そのような中でも、住み慣れた地域で安心して暮らすことが出来るよう、医療、介護、予防、住まい、生活支援が一体的に提供される地域包括ケアの推進に努めます。
◎介護予防対策について 高齢になっても元気に暮らすことができるように「まるごと元気アッププログラム体操教室」「コスモスクラブ」をはじめとする介護予防・日常生活支援総合事業に取り組んで参ります。
また、高齢者の方々の交流の場として商業活性化施設ココワ並びに碧水地域支え合いセンターで開催される「たんぽぽクラブ」の周知に努め、閉じこもり予防や介護予防に努めて参ります。
◎健康づくり対策について
各種検診に対する助成や健康教育を行い、検診受診率の向上と生活習慣病等の早期発見並びに健康増進に努めます。
さらに、子育て世代包括支援センター事業として子どもに係わる関係者が連携し、妊娠期から切れ目のない支援を行い、子育て不安を抱える親子の育児能力の向上や虐待予防の支援を進めて参ります。
◎特別養護老人ホーム北竜町永楽園の運営について
依然として続く新型コロナウイルス感染症のまん延に伴い、特養入所、短期入所、地域密着型通所介護の各サービスにおいて、感染症予防・拡大防止のためサービス内容を縮小せざるを得ない状況が続いています。併せて、入所人員定員に見合う職員の確保も困難な状況にあり、入所人員の抑制に伴う介護報酬の減少など施設運営は大変厳しい状況となっております。
今年度から複数年度にわたって、財務運営状況の多角的な分析、今後の経営改善や将来的な運営方針の検討を行うための経営改善支援業務並びに介護サービスの向上を目指した職員の資質向上、意識改善を行うための介護アドバイザー招致事業を専門的知見による助言指導のもと実施して参ります。今後も継続してさらなる安心安全なサービス提供に努めて参ります。
◎農業の振興について
本町の基幹産業でありますコメを主体とした農業は、国内需要の低下に加えコロナ禍の中、外食や業務用需要の減退により先が見通せない中、厳しい状況が続くことが想定されます。加えて、国では水田活用の直接支払交付金の見直しが議論されており、今後の動静を注視していかなければいけません。こうした状況の中、今後とも国の制度を積極的に活用するとともに、町独自の施策も併せ、農業振興を推進して参ります。
今年度も引き続きハウス資材の助成等を行い、作付面積の確保・拡大を推進して参ります。
あわせて、「地域特産品開発支援事業」を実施し、町内産の原材料を使用した試作品の開発や、市場調査等、新たな地域の特産品づくりにチャレンジする団体や個人を支援して参ります。
また、町内産農産物の販路拡大については、国内外に向けた更なる販路拡大に積極的に取り組んで参ります。
近年技術開発が進んでいるスマート農業については、関係機関と連携を図りながら導入や支援に向けての検討・協議を行って参ります。
◎農畜産物直売所「みのりっち北竜」について
オープン11年目を迎える「みのりっち北竜」では、生産者の顔の見える新鮮な特産品や加工品を町内外のお客様に提供することにより、安心・安全で美味しい「北竜ブランド」の構築を図って参ります。
あわせて、地域と都市との交流の場として管理運営体制について検討・協議を行って参ります。
◎農産物加工実習センター「パルム」について
多くの加工グループにご利用頂いておりますが、年月の経過とともに、施設の老朽化や各備品についても耐用年数を超えてきております。
衛生面の確保により、計画的な機器のメンテナンスや整備更新を行い、地域活性化の一翼を担うよう施設の充実に努めて参ります。
◎農業基盤整備について
高生産性の確立と経営の安定化を図るため、農業生産基盤整備を推進し、次世代農業促進生産基盤整備特別対策事業(パワーアップ事業)の活用等、農家費用負担の軽減に努めて参ります。また、関係機関と連携を図りながら農地の整備と灌漑用水の確保に努めて参ります。
◎農地流動化対策について
農地の有効利用や農業経営の効率化を図るため、担い手への農地の集積・集約化に努めます。北海道農業公社等の関係機関と連携し、農地保有合理化事業や機構集積協力金、農地中間管理機構などの制度も活用し農地利用の再編を進めて参ります。
◎ひまわりバンク育成基金について
ひまわりバンク基金は、本町の担い手育成対策の重要な施策として位置づけ、町と農業者で事業費を負担し実施していることからも、本町農業の健全な発展に資する取組内容となるように、ひまわりバンク幹事会や運用委員会で協議して参ります。
◎担い手対策について
多くの方に本町に来ていただき就農できるよう、引き続き集落支援員制度を活用した新規就農推進員を配置し、研修メニューの作成やサポート体制づくり、更に「新農業人フェア」をはじめとする各種イベントへの参加による担い手確保の取り組み等を指導農業士や農業士、北海道農業公社等の関係機関と連携のもと一体的に実施して参ります。
新たに整備致しました定住促進住宅や「うえる・かる」の活用により研修生並びに実習生が安心して研修に取り組めるよう住環境整備を推進して参ります。
併せて、農業後継者対策として結婚相談員とも連携しながら、出会いや交流の場づくりも進めて参ります。
◎林業の振興について
森林は、木材の供給はもちろん、国土の保全、水源のかん養、自然環境の保全等多面的な役割を果たしております。
森林の整備につきましては、北空知森林組合との連携により、各補助金を活用した民有林の活性化に努めて参ります。
また、町有林については、水源林整備事務所との契約地の除伐など保育に係る事業を計画的に推進して参ります。
森林環境譲与税の活用方法について森林組合と連携を図り、森林整備の促進につながる事業を検討・実施して参ります。
◎鳥獣被害防止対策について
近年、熊の出没が増えております。本年度においても警察など関係機関と連携を図り、防災無線や看板等で周知し、被害防止にむけて取り組んで参ります。
また、鹿進入防止電牧柵の維持管理については、適切な設置、運用ができるよう、路線の見直し等関係機関と協議しながら確実に進めて参ります。
鹿やアライグマ対策については、今後も関係団体と連携しながら、一層の駆除体制の強化に努めます。
◎商工業の振興について
町内の事業者が継続して事業ができるよう、商工会とも綿密に協議を行いながら、引き続き必要に応じた各種支援策を実施し、地域商工業の経営持続化に努めて参ります。
新型コロナウイルス感染症のまん延により大きな影響を受け、商工業者にとって非常に厳しい状況が続いておりますが、北竜町小規模企業振興基本条例に基づき各種支援を商工会等の関係機関と連携し、地域商工業の経営持続化と雇用安定に努めます。
また、「行政ポイント」制度を商工会の協力を得ながら実施し、町が行う事業への更なる参加率の向上と合わせて、町内商店の利用拡大を目指して参ります。
◎観光の振興について
北竜町の顔である「ひまわりの里」は毎年、多くの観光客で賑わっておりましたが、2年続けてのイベント中止となりました。今年こそは、素晴らしいひまわりを咲かせ、多くの方々に元気を与える事ができますよう、感染症対策を施した中での「ひまわりまつり」開催に向け、関係機関と協議し推進して参ります。
また、本年も北竜町の魅力をPRし、多くの方に北竜町を訪れていただきますよう、ひまわり観光誘客促進事業として、PRイベントや物産フェアも併せて実施致します。
「ひまわりの里基本計画」につきましては、今後のひまわりの里の整備について町民の皆様のご理解のもと進めて参ります。
なお、ひまわりの里展望台の建設に向けた基本設計につきましては、コロナ禍により協議打合せが停滞したことにより、令和4年度に事業を繰越して実施致します。
市街地の環境美化、町内各観光施設との総体的な観光客の誘致を図り、観光協会などの関係団体とも連携し、観光振興に努めて参ります。
◎ひまわり油推進事業について
ひまわり油推進事業としまして、町内での普及増進を図るとともに、新たな価値の創造に向け、企業、飲食店等との連携及び活用を図って参ります。
また、2年連続して開催中止となりました『全国ひまわりオイルサミット』を8月上旬に本町で開催する予定としております。
◎建設事業について
建設事業につきましては、町民の生活をより快適なものとし、誰もが安心して住み続けることができる環境を保つため、引き続き施設の維持管理に努めて参ります。道路、河川、上下水道等の整備、公営住宅建設につきましては要望や町財政状況を勘案しながら取り組んで参ります。
主要事業について申し上げます。
◎道路及び橋梁について
道路につきましては、安全に配慮した維持管理に務めます。
橋梁は「長寿化修繕計画」に基づき、事業を進めて参ります。本年度は橋梁点検及びみるか橋架替設計業務を行い、3橋の補修工事を実施することとしております。また、令和4年度は修繕計画の最終年度であることから2期目の修繕計画を新たに策定して参ります。
◎河川について
河川につきましては、従前の応急工事のほか、減災・防災のための緊急対策事業を活用し、護岸の整備及び河床掘削、立木の伐採を行うことで適切な管理に努めて参ります。本事業は令和2年度からの事業であり、本年度は2河川の護岸整備及び2河川の浚渫工事を実施して参ります。
◎雪対策について
雪対策につきましては、冬期間の安全かつ円滑な交通確保のため、関係機関や地域住民と連携を図りながら効率的な除排雪を進めて参ります。
また、除雪車両につきましては良好な状態に維持管理し、計画的な更新を行います。本年度においては除雪トラックの更新をすることとしております。
◎公営住宅について
公営住宅につきましては、子どもからお年寄りまですべての町民が安心安全で暮らせる良質な住宅ストックの確保のため長寿命化計画に基づき進めて参ります。
本年度は桜岡団地C棟RC造2階建て1棟4戸を建設致します。
住宅維持管理につきましては、板谷団地の屋上防水及び内部設備改修、和中央団地の屋根塗装等の工事を実施して参ります。
◎農業集落排水事業及び個別排水処理事業について
農業集落排水事業につきましては、2箇所の処理場及び排水管を適切に維持管理して参ります。
個別排水処理事業につきましても、例年同様に適切な維持管理に努めるとともに集合処理のできない地域におきましては、今後も合併処理浄化槽の設置を推進して参ります。
また、令和5年度からの公営企業会計移行に向けた取り組みとして、企業会計システム構築を実施して参ります。
◎簡易水道事業について
簡易水道事業につきましては、町民の日常生活に欠かすことのできない重要なライフラインであり、将来にわたって安心な水の安定供給に努めて参ります。
老朽化による水道配水管の更新は生活基盤近代化事業により実施しており、本年度は和地区本管及び給水管、美葉牛地区の国道横断部の更新を行います。
また、水道管漏水調査についても継続実施し、施設の機能保持と維持管理並びに経費節減に努め、効率的な事業運営を図って参ります。
人口・世帯数
(令和5年3月1日現在)